トウキョウソナタ

2009.04.09 04:50|Nihon-Oranda/ 日本とオランダ
前から気になっていた邦画「トウキョウソナタ」が、オランダでも公開されるというので、すごく楽しみにしていた。satotjeと、日本語学科生のミー家の3人で映画館を訪れた。

tokyosonata.jpg

Rialtoという映画館。ポップコーンの匂いが充満する巨大映画館ではなく、古い雰囲気があって、バーラウンジからコーヒーの匂いが漂うような映画館がわたしは好き。ここもそのうちのひとつで、とくに欧州国際映画祭などで受賞した映画が毎回上映されている。

「トウキョウソナタ」が、なぜ今オランダで注目を浴びているかというと、カンヌ国際映画祭で審査員賞を受賞しただけでなく、この映画の配給会社、フォルテシモ(オランダ)の創立者であり、プロデューサーでもあったWouter Barendrecht (バウター・バレンドレヒト)氏の急死が大きく取り上げられたこともひとつの理由である。

黒澤清監督の映画は初めて見たけれど、お得意のホラー映画ではないものの、「ある意味」ホラーの味がすこーし感じられるような、ぞくっとする映画だった。と同時に、笑えるシーンも多々あり、さらに家族のあり方や人と人のつながり、そしてラストの家族愛を感じて、ひさしぶりに心に残る映画を見た気がした。ごく一般的な家庭に潜んでいる恐怖と崩壊、そして奇跡と絆。ひとつの屋根の下で、20年、30年と共に過ごすなかで、家族は形を変えていくんだな。そこには、ガラスのように繊細な壁があって、それはほんのささいなことで崩れ落ちてしまう。でも、どこかにその壁を作りなおすことのできる力、つまり家族愛や絆があれば、また新たなスタートを切ることができるんだ。家族でいることの意味や大切さを改めて考えさせてくれた気がする。また、「日本の家族」を客観的に見れたのもよかった。きっとオランダ人の家族だったらこんな風にはならないだろう、的な日本独特の色が出ていて、ほかのオランダ人が周りで一緒に鑑賞しているなかで、自分だけが特別な人種であるように思えた。映画の始まる前後で、何人かのオランダ人に話しかけられたけれど、彼らはこの映画を気に入っているようだった。こんな形で、日本の文化や習慣がヨーロッパに伝わるのって面白い。これからも、海外を視野に入れた邦画がでてくるのが楽しみだ。それにしても、キョンキョンって女優の道を着々と進んでいるのね。お母さん役の残像が頭から離れない。

ミー家の日本語の理解度はかなり高く、映画でもところどころの場面で聞き取れたらしい・・・。さすが。

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ちなみに、ここの映画館では、今日からまた「べつ」の邦画が放映される予定!また近いうちに見に行くかも☆

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 nijntje 

Author: nijntje 
FB上では幸せいっぱいの家族やプライベートのことを書いています。
このブログでは、ちょっとした愚痴ばかり書いています。笑

生まれ住んだ神戸をはなれ、仕事のため来蘭し、かれこれ12年目。2011年夏、アムステルダムから郊外のAlmere(アルメーレ)に引越し。まもなく長女、Miretje(ミレチェ)が誕生、その2年後にSoratje(ソラチェ)も加わり、4人でにぎやかな毎日を送っている。



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